2024年2月のノートから

 日本に戻ってきてから何となくその日にあったことや勉強したことなどをノートに書くようになった。最近、めっきりブログを更新しなくなったがブログに限らず絵も描かなくなったり、写真もあまり撮らなくなったり、何かクリエイティブなことをすることがだいぶ減ってしまった。それは自分としてはあまり良いことではないと思うのでノートにあることから何か書く、という形でブログを久々に書いてみようと思う。3月や4月にしなかったのは3月や4月のことはとっておけば近々更新するときの材料になるかなと思ったからである。

バイトを始めた

仙台中心部のフランス語を教えたりフランス文化を発信したりする機関でバイトをし始めた。ちょうど2月の頭からである。いい年してバイトもないだろう、と思う人も多いかもしれないがそのうちに関東に移る、と考えているので短期だが働けるところ、と考えていたらここになった。フランスに興味があるかと言われるとカナダに行く前に抱いていたフランスへの興味はいつの間にかアメリカへの憧れに心の中で取って替えられたように思う。また、自分にとっての仏語圏はフランスよりもモントリオールのイメージになってしまっていた。そんな感じではあったがフランス人講師の方とぼちぼちやり取りをしながら仕事を覚え始めていくのであった。

Syberiaをちょこちょこやった

ゲーム関連の仕事をしたい、そう思うことが多く、かつ、海外の人と仕事をしたい、という思いを抱いている人間なので海外のゲームでストーリー性があるものをやろうと思い、Syberiaというゲームをやり始めた。何というか昔からゲームのストアなどで見かけていた気になっていたゲームということで、フランス語で無理してプレイしていたようである。キャラクターの移動時にマウスをカチカチすることで走って移動させることが可能なのだがそれに気づくまでは女主人公を歩いて移動させていたので「ずいぶん移動がゆっくりで、人によってはこのスピードイライラするだろうな」と思うなどしたのであった。話はしっかりしていてドラマを見ているような気になるのでもう少し触る頻度を上げたい。

向陽台に喫茶店ができた

バレンタインデー過ぎ頃に向陽台に喫茶店マーチというのがオープンした。山の寺の坂を下らずして喫茶店に行くことが可能になった。これはとてもありがたいことである。子供の頃から私と苦楽を共にした山の寺の坂を下ったり上ったりせずにお茶を飲んで家に帰って来れるということだ。こんなありがたいことをしてくれた人たちのことは大事にしなければ、人として問題がある。喫茶店に行くとコーヒーか紅茶しか飲まないのだが、ちょっとした作業をしたり本を読んだりするのに適している。2月より後のことではあるが一度置いてある本を貸してくれたりもした。いつかケーキやプリンを注文するような太客になりたいものだがそれまで長く続いてくれたらと思う。

わずかに数学を勉強した

私の脳が比較的活発(それでも人に比べたらたぶん穏やか)になる時として、ゲームをしている時、山に登っている時、本を読んでいる時などがあるがそれに加えて一応、数学専攻だったということもあり、数学をしている時、というのもある。2月のノートを見るとちょっとだけマイルス・リードの可換環論をやっていたようである。数学の本(特に代数の本)は、少しずつ心が現実を離れて数学的な世界に没入していくことを促すものが多い気がするけれども、この本はいわゆる人としての自然な想像力を失わせないようなそれでいて面白い本なので暇なときにまた読めたらいいと思う。

 

これらのこと以外にも東北本線岩切駅から塩釜の杉村淳美術館に行ったりしていた。家からだと山の寺の坂ではなく、松陵の坂を下りて免許センターのところを左に曲がってずっと真っ直ぐ行く岩切駅への道が左右が田んぼで広々と見渡せて気持ちいいと思ったのが思い出されたりする。